ワシントンの桜

 

韓国初代大統領 李承晩は根拠もなく

「ワシントンの桜は韓国から奪われた物」だと主張し続けた。

染井吉野はすべてクローン

 江戸末期から明治初めに染井村の植木職人達が成長が早く派手で綺麗な桜を接ぎ木で増やして「吉野桜」として販売し日本全国に広めました。

 1900年に上野公園の桜の調査によって吉野の山桜とは異なる種の桜であることが分かり、区別するため「染井吉野」命名がなされたのです。

 現在の科学では染井吉野は日本固有種のオオシマザクラとヤマザクラを最初の父母とするクローンであることが判明しています。

 起源については諸説ありますが、染井村に全国から集められた桜から偶然誕生したのでないかと考えています。

 ワシントンの桜並木

 明治の終わり頃、訪日経験のあるアメリカ人が日本の桜を賛美し、当時の大統領夫人も賛同したことから日本政府も動き出します。

 1910年 桜寄贈を託された尾崎東京市長は、桜二千本をアメリカに寄贈したのですが害虫により病気が発生し、焼却を余儀なくされました。

 寄贈再計画を委託された興津園芸試験場(現在 カンキツ研究興津拠点)では接ぎ木で害虫に強い桜の苗木を育てる事にしました。穂木は東京の荒川堤の桜並木から取り、台木は高い園芸技術をもつ伊丹の東野村に依頼しました。

 1912年 興津園芸試験場で接ぎ木で育てた苗木6,400本の内選りすぐりの3,020本は、横浜港から出港されアメリカに無事到着しました。

 一本も病気がない苗木に当時の検査官も感嘆の声を上げたそうです。

 ワシントンの桜並木には当時の桜は2本しか現存しておらず、後年新たな植樹を繰り返し、現在は3800本の桜が植えられています。

 ワシントンの桜と兄弟の桜がカンキツ研究興津拠点に植栽されており、薄寒桜と呼ばれて親しまれています。

 2012年3月27日に「米国への桜寄贈100周年」の記念切手も発行されました。

  日本に詳細な記録が残っているのに「済州産王桜を奪ってワシントンに送った」という話は根拠のない妄想です、品種が違いますしね。大統領を始め国全体でそれを信じ主張するのは恥ずかしいと思わないのでしょうか?


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